ジムニー

ジープ以来の伝統的な四輪駆動車の構成を固持する、小型で軽量のパートタイム4WD車。低級振動や重量増などの不利をおして、今なお強度と耐久性を重視したはしご型フレーム（ラダーフレーム）を使い続け、サスペンションも前後とも固定軸を用いている。これは現代の自動車において、乗用車のみならずオフロード車であっても車台のモノコック化、サスペンションの独立懸架化が進んでいる今日にあって、独自かつ稀有な存在である。

近年いくつかの事情からはじめから舗装路主体のいわゆる街乗りジムニーユーザーが増えたため、タイヤメーカーも需要を見越してSUV向け舗装路用タイヤの設定をするようになってきた。

 

2012年モデルは存在感あふれる外観と機能的でスポーティーな印象の内装を採用した特別仕様車「クロスアドベンチャー（X-Adventure）」を設定。エクステリアでは、専用デザインのアルミホイールに加え、精悍な印象の専用フロントメッキグリルやLEDリングイルミネーション付フォグランプなどを採用し、力強く、存在感あふれるデザインとした。インテリアでは、黒地に鮮やかな赤色が映える前席シートを採用し、前席の背もたれ及び座面に撥水・透湿・消臭機能をあわせ持つシート表皮「カブロンソフト（R）」を使用。さらにレッドステッチを施した本革巻ステアリングホイールとシフトノブ、色調をあわせた専用フロアマットの採用。また、全車において、衝突時の歩行者頭部への衝撃を緩和するためフロントフードの高さや構造を変更し、後席シートにISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用するなど、一部仕様変更を実施した。

 

2014年モデルはメーターやシート表皮などを新しいデザインに変更。同時に、存在感あふれる外観と機能的で上質な内装を採用した特別仕様車「ランドベンチャー」を設定。エクステリアは、専用ブラックメッキフロントバンパーアンダーガーニッシュ、LEDリングイルミネーション付マルチリフレクターハロゲンフォグランプ、専用16インチアルミホイールを採用した。

 

"ジムニーは２ドアで後席など座れないと思っている人が多いと思うが、４名乗車で一日走り続けても特に不満は出ないことを報告しておきます。乗り降りにズボンの膝のあたりが汚れやすい。その高さがステップになっているのでどうしてもそうなります。それがジムニーなのです。" "ダメな方にはダメでしょう。万人受けはしない車かも知れません。でも、本当にいい車です。" 舗装路走行では、ロードノイズは少しありますが特に問題ありません。乗り心地も問題ありません。高速道路では加速が少し足りない気がするのと、音楽を聴くときはボリュームを上げないと聞きづらいです。冬(雪対策の時)は便利だと思うのと、車高が高いので街乗りでも視界が良好です。