イプサムはトヨタが販売していたミニバンで、車本来の機能性の重視がユーザー獲得に結び付き成功した人気車種である。
現在のミニバンのような圧迫感はなく、車高はさほど高くないが7人乗りの5ナンバー
として十分な車内スペースがある。
エンジンも2.0ℓガソリンエンジン、2.2ℓディーゼルエンジンを搭載し、大きさにマッチしたパワーがある。
オートマでのギアセッティングもエンジン特性と合わせ実用として良く設定されており、購入ユーザーからも評価が高い。
海外にも販売されており、「ピクニック」、「アベンシス」などの車名で販売されていた。
初代は1996年に発売され、当初の販売目標を大きく上回る販売台数を獲得した。
1998年には長野オリンピックの公式カーとしてホワイト・イプサムが登場し、CMでもオリジナルキャラクター「イプー」が登場し人気に拍車をかけた。
2001年5月に2代目を発表し、より大型、高級指向となり排気量を2.4ℓに引き上げ車体を少し大きくして3ナンバーサイズとなった。
2003年10月にマイナーチェンジし、内外装デザインを変更。この頃から販売台数が落ち、2009年9月に販売終了となる。
購入者の声
室内が広くて快適です。後ろの視界が良く、遮音性も良い。
街乗りは凡そ8~9km/Lくらい。高速は10km/L強。
家族でドライブするのにちょうど良い。買い物するのにも家族を乗せて行けるのがいいですね。
背が高くないため、高速でも安定した走りをします。
外観は箱型ミニバンと比べれば地味といえば地味ですが安っぽさはないし、性能的には必要かつ十分です。
オートマはショックがなくスムーズ、且つエンジンもトルクがあり加速性能も十分。
絶版になってしまったのが残念です。