スズキの軽ワンボックスであるエブリィ ワゴンは、キャリイの後続モデルとして1982年に登場した。実質マイナーチェンジ時に新ネームが与えられて誕生したエブリィだが、1985年に誕生した2代目からは、カラードバンパーを用意するなどパーソナルユースを視野に入れたグレードが登場している。その後1991年、1999年と比較的ロングスパンのモデルチェンジを繰り返したが、2005年には基本コンセプトをキープしつつもボンネットを持つ1.5ボックス・スタイルとなる。搭載エンジンは660cc直3で、自然吸気とターボのバリエーションを用意している。
現時点で軽自動車の中では4番目に息の長い車名である。
2005年～2007年モデルはフロントマスクにワゴンRのイメージを残したボクシーなスタイリングと、ボディ四隅にタイヤを置くことで、1クラス上の広い内部空間を確保。上級モデルは、パワースライドドアや電動オートステップを採用するなど、普通自動車レベルの装備内容。インテリアには、ベージュとブラウンの明るい2色を使用している。
2015年のモデルはエブリイは荷室長・荷室幅・荷室高・荷室床面長をそれぞれ延ばして荷室を拡大し、助手席前倒し時床面長も拡大。併せて、タイヤ位置とダッシュパネルを前方に移動したことで5代目と同等の前席乗員スペースを確保。
エンジンは吸気側にVVTを搭載したR06A型に置換。トランスミッションはNA車は従来の3ATに替わり、5MTをベースにクラッチとシフト操作を自動化したAMTオートギアシフト車を新たに設定。ターボ車は4ATを改良し、トランスミッションのトルク容量を最適化した。
購入者の声
"収納ポケットが多いのは、女性には嬉しいです。グローブボックス内にボックスティッシュがぴったり収まるようになっていたのもポイント高いです。"
"あいにく燃費は悪いですが、近場乗りなのであまり気になりません。走りはターボだけあって快適です。デザインが後期(5型)モデルからPZ系だけかっこよくなったのでそれも決め手の１つです。一番のお気に入りは、荷物をいっぱいのせても全く問題なしという点です。"