現在多くのユーザーから高い人気を得ている、ワンボックススタイルの7人乗りミニバのなかでも、代表格といえる1台がステップワゴンである。
1990年代までの日本のミニバンの多くが、キャブオーバータイプのFRレイアウトを用いていた中、ステップワゴンはFFレイアウトのボディを採用し、低床による優れた居住性を確保。
同時に箱形デザインを基調としながらもあくまで乗用車的な外観デザインを採用する先進性から、一躍人気モデルとなり、他社からも対抗車種の展開がはかられた。
2Lエンジンをメインとし、FFと4WDで駆動方式を選べる点は2009年に発売された4代目でも変わりない。トランスミッションはFFにCVT、4WDに5速ATが組み合わされる。
2015年にフルモデルチェンジされた5代目ではエンジンを大幅にダウンサイジングし、デュアルVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)などの採用によって低回転域でのターボ効果を向上させたことにより、常用域で2.4Lエンジン並みのトルクを発生。
また、吸気量を細かくコントロールできるターボエンジンの特長を活かし、燃焼効率の良い状態を維持することで燃費を向上し、「平成32年度燃費基準」を達成。
また、歴代モデル内で最も小さい排気量である1.5Lとすることで自動車税が軽減できるメリットもある。
新機能として、テールゲートに横開き式のサブドアを組み合わせた「わくわくゲート」と3列目シートを左右分割して床下に格納できる「マジックシート」を採用。
購入者の声
"今までの車は5人乗るためには、三列目まで使用していましたが、ステップワゴンは二列目に三人座れるため、三列目を収納して、荷物を積むことができます。それがとても良かったです。キャンプや旅行に行く際にとても便利です。他の車種(セレナ、VOXYなど)に比べて、三列目シートが床下に収納できるところが気に入って、ステップワゴンに決めました。"