オフロード性能を重視しつつ、扱いやすい本格4WDを目指して生まれたのがエクストレイルである。 初代（T30型）の発売時には「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで発売され、世界167の国と地域で80万台以上が販売されており、トヨタ・RAV4やホンダ・CR-Vに対抗する世界戦略車である。 全長約4.5mという手頃なサイズと、メイン価格帯が200万円前後という絶妙な設定、直線基調のスマートなスタイリング、SUVとは思えない収納スペースを数多く配置した使い勝手の良さなどにより、SUVとしては異例といえる好評さを獲得した。
競合車たちがより高級車指向に向かってモデルチェンジを果たす中、エクストレイルは初代のコンセプトを貫き、他車とは異なるオフロード重視のキャラクターを維持している。
その後2003年のマイナーチェンジではダッシュボードまわりのデザインを変更、さらに2007年にはフルモデルチェンジが施され2代目となる。
先代の好評さを受けて外観こそキープコンセプトだったものの、ボディサイズ拡大で居住性を向上、動力性能においても各種アップグレードが施された。搭載エンジンは2Lと2.5Lの直4で、先代の2Lターボは廃止された。また2008年にはコモンレール式ディーゼルエンジンを搭載した20GTを発売、当時はMTのみだったが、2010年のマイナーチェンジで6速ATを追加している。
購入者の声
"雪道に強く、このタイプの車にしては燃費も良いので、希望していた点を満たしていて大満足しています。荷室も広く、濡れても問題のない仕様なので、天候の悪い時の積み下ろし等も、気遣いなく楽々です。"
"価格と走行性能のバランスが取れており、内装・外装・収納とも申し分ない、長く乗りたい車です。"