マーチは、1982年に誕生した日本を代表するコンパクトカーの1台である。 かつて、トヨタ・スターレットと日本のスモールカー市場の人気を二分していた。扱いやすいコンパクトなボディに大人4人が快適に移動できるキャビンを持つ、合理的なパッケージングが特長であり、専門家の評価も高い。
特に2代目・K11型は、日欧でカー・オブ・ザ・イヤーを同時受賞するなど、高い評価を受けた。また、日本車としては珍しく、フルモデルチェンジのスパンがかなり長いのも特徴の一つである。ライバルのヴィッツとともにワンメイクレースが行われるなど、手軽なモータースポーツへの登竜門としての一面も持つ。
2002年発売の3代目では、丸いヘッドランプと蛙のようなフロントスタイルが女性ユーザーを中心に高い人気を得て、こちらも8年にわたりラインナップを続けている。
2010年にデビューした4代目は、新開発の小型車専用Vプラットフォームを初採用したモデルであり、タイで製造する逆輸入車であることも話題となった。外観は先代のイメージを受け継ぐものの、世界的な販売戦略を意識してよりユニバーサルなスタイルとなった。搭載エンジンは1.2Lの直3、トランスミッションは2段の副変速機を組み込んだCVTが装備される。グレードは12Sと12X、12G、ボレロの4タイプで、このうち12Xと12Gにはアイドリングストップ機構を備える。
購入者の声
"とても運転しやすい。外見の割りに室内は広くていろんな収納スペースもあります。燃費もいいです。故障知らずで安心して乗れます。"
"小回りは聞くし、そこそこ高速道路でも走れる。燃費もいいし。多少、高速の登り坂でスピードダウンしてもすぐ元気になって走行できる車です。"