昭和32年(1957年)に富士精密工業(のちのプリンス自動車工業)の主力車種として生産を開始。昭和41年(1966年)にプリンスが日産自動車に吸収合併された後も継続生産され現在に至る。2015年2月現在ではプリンス時代から継続生産され車名が残っている唯一の、かつラインナップされている日産車の中で最も歴史の長い車種である。
日産との合併後に登場したC10(GT-Rモデルの型式はPGC10とKPGC10)、通称ハコスカが、レース活躍により国内外問わず有名な存在となったことから長らく人気を集める車種となる。1989年誕生の8代目、R32型ではGT-Rモデルが復活し再び注目を集めるが、2001年登場の11代目、V35型からはまったく新しいプラットフォームとエンジンに改められ、海外市場を強く意識したモデルへと生まれ変わった。2006年の12代目、V36では先代の基本コンセプトを受け継ぎ、上級スポーツサルーンとしてのキャラクターを強調している。エンジンは2.5Lと3.5LのV6を用意、4ドアセダンに加えクーペもラインナップされている。
2006年4月にニューヨーク国際オートショーで輸出仕様である新型インフィニティG35セダンが出展され、同年11月20日に日本国内で発売された。先代モデルからのキープコンセプトであり、エンジンは改良型VQHRエンジンのVQ35HR型 V6 3.5LとVQ25HR型 V6 2.5Lを搭載。
2013年9月に、北米で新型インフィニティ・Q50が発表された。日本では同年11月11日に13代目V37型スカイラインとして発表され、翌2014年2月26日に発売。
スカイライン初の全グレードがハイブリッド車となった。また、「インフィニティ」の開発によって培われた高い技術力やデザインの知見によるモデルのため、その証としてインフィニティのバッジが装着されている。