市販和製スポーツカーの元祖といえるフェアレディZは、1960年代に一世を風靡したオープンカー「ダットサン・フェアレディ」の名を受け継ぐものであり、スポーツカーメーカーとしての日産を代表する存在である。
日本における通称は「Z」。いずれのモデルも「フェアレディ」を冠すのは日本国内のみで、輸出向けは「DATSUN」または「NISSAN」と社名を付して呼称される。現行モデルは北米市場を含め日本国外では「NISSAN 370Z」として販売されている。アメリカ合衆国での愛称は「Z-car」（ズィーカー）など。
1969年に誕生した初代（S30型）は、いまや世界的に有名なクラシック・スポーツカーであり、歴代のフェアレディZはそのマインドを踏襲し続けてきた。
現在のような「ラグジュアリーで高級な」スポーツカーのイメージを確立したのは2002年デビューの5代目、ボディタイプは2シータークーペのみで、歴代フェアレディZに設定されていた2by2は非設定となった。搭載するエンジンの排気量は3.5Lで、最高出力は当初280psだったが、年次改良を重ねて最終的に313psまで向上された。
続いて2008年に登場した6代目（Z34）では、先代であるZ33型からはエンジンの排気量を200cc増加し、ホイールベースを100mm短縮した。また、排気量が3.7Lとなったため、日本国外においては「370Z」として販売されている。
購入者の声
"アクセルを踏んだときの反応が素早く、パワフル。ハンドルもきびきびしていて運転がとても楽しい。ついアクセルを踏みたくなるくらい加速がよい。エンジン音もややうるさいが、ノイズと感じないくらい心地よい。数少ないFRの運転性能を求めるなら、この車だと思います。"
"スタイリングは言うまでもなくスポーティーでかっこいい。安定した足回りハンドリングの良さどれもよく考えて作ってあると思います。
スポーツカー好きならば一度は乗ってみたい車種です。お金が許すならば遊び用にセカンドカーで欲しいですね。きっと楽しい走りができると思います。"